台湾に行ったのが2018年11月だったので、だいぶ時間が経ってしまっています。
海外の宿でここまで驚いたのは初めてだったので記録として残しておきます。
初めての台湾ひとり旅。
一度行ってみたかった仇分に行ってきました。
あいにくの雨でしたが、しっとりと風情があり、それもまた良かったです。
瑞芳駅から九份へ
台北駅から台湾鉄道で瑞芳駅へ。
花蓮行きの電車に揺られること約1時間。乗り換えなしで到着です。
バスに乗り換えて九份へ向かいます。
バスに大きな荷物は持ち込めないので、大きな荷物があればタクシーを使います。
瑞芳駅前から九份までは定額205元です。
ちなみに駅の目の前にあるのはバスの降車場。ここからは乗れません。
バス乗り場は少し離れたところにありますので歩きます。
この看板はから左にまっすぐ進みます。
店先に屋根があるところを通れますので、雨でもなんとかなりますが、
雨がよく降る九份に行くので折り畳み傘は必須です。
バス停までにドラッグストアやセブンイレブンがあるので、
必要なものはそこで調達しておくと良いかと思います。
バス停の前は公園になっていて、緑が多いです。
待ち時間があると思うので、この時に虫に刺されないように注意。
虫除けあったらよかったと思います。
一応座るところはありますが、ご覧の通り混んでいます。
九份に行くので、827、856、965、788、1062のどれかに乗ります。
この中で一番早くきたのに乗ります。
私が乗ったのは788系統でした。
霧が立ち込めていたのですが、ふと外を見るとお寺。
日本とは違う、中華圏らしい建物。非日常感が高まります。
バス停から陽光味宿 SunnyRoomへ
九份派出所前でバスを降りました。
バスを降りるとすぐ見えるこの門をくぐり、階段を下って行きます。
さすが坂の街、仇分。
坂を5分ほど下りますが、ほぼ階段なのでスーツケース転がして…は難しいです。
ほとんど手で持つことになるかと思います。
SunnyRoom サニールームへ
こちらの入口から入ります。
ナンバーキーはかかっていませんでした
中はこんな風。右側は客室です。突き当りの部屋でチェックイン、アウトをします。
朝食もこちらのダイニングでいただきます。
オーナーご夫妻は、日本語少しだけとのこと。
チェックイン、支払い、チェックアウトは
筆談とグーグル翻訳でなんとかなりました。
ここで奥さまから、
「スタンダードルームで予約だけど、アップグレードしたよ!」とのこと。
嬉しい!謝謝!
さっそくお部屋へ向かいます
か、かわいい!
高い天井にシャンデリア、広い窓にあふれる開放感。
すっきりしたインテリアと白くて清潔感のある家具。素敵!!
ソファにくまのぬいぐるみがあって、女子のお部屋大好きな雰囲気。
ベランダにチェアもあって、ここから海をみるのも気持ちよかったです。
天気が晴れたらもっと気持ちよかったろうなー。
ベッドも大きくて広い。日本のベッドよりも大きい。クイーンサイズぐらいかな。
ベッド横の機械はなんなのかよくわからず。結局使いませんでした。
ベッドの横にはコンセントが1つ。
家電と家具。ボトルのミネラルウォーターとお茶、コーヒーもありました。
日月潭紅茶とブラウンコーヒー。台湾の定番なんでしょうか。台北の宿にも同じのがありました。
白い壁に少ない家具と家電。ここに住みたいぐらい好みの雰囲気。
お部屋はかわいいけど…
しかしかわいい部屋とは裏腹に、驚いたのがこちら。
理解していただけますでしょうか?この状況。
ベッドの隣がお風呂。湯船。その奥はトイレとシャワーだけど、上があっぱっぱーだし、扉も無い。
お風呂やシャワーの湯気がもくもく立ち込める天井。
トイレも同様です…。
いや、今回ひとり旅だからいいけど、誰かと来て、おなか痛くなったら別の意味で死んじゃう。
トイレ台湾らしく紙を流さないタイプ。
扉のないトイレ、あっぱっぱーの天井、紙は流さないタイプ…。
そうとう仲良くないと一緒に泊まれなくない?
仲良くても気を使うし恥ずかしいしで良くも悪くも記憶に残りそう。
ひとり旅でよかった…と心底思った宿はここが初めてでした。
こういう驚きが海外旅行の醍醐味ですよね、きっと。
湯船に入りながらテレビが見られるから楽しかったです。
日本ではもう見ないグリーンジャイアントのコーン缶のCMを久しぶりに見ましたし、下町ロケットも日本から一週遅れで放送されてて驚きました。
九份散策
お部屋で少しゆっくりした後、仇分老街を散策します。
赤い提灯が、やはり日本とは違う情緒を醸し出しています。
上の写真は6時半すぎに豎崎路で撮ったものですが、
狭い階段に人がぎゅうぎゅうで、自撮りをする余裕は全く無いです。
幅員も狭いし、階段は急だし、周りのペースに合わせて登るので精一杯。
歩いているうちに雨が降ってきました。
一応それぞれのお店に屋根はありますがアーケードにはなっていないので、
間から雨粒がボタボタボタッっと落ちてきます。
折りたたみ傘必須です。
宿に夕食はついていないので、仇分の街でいただきます。
あまりおなかは空いていなかったので、気になったものを軽めにいただく感じです。
ちょうど雨が降り出して肌寒い中で、暖かい肉包をほおばると肉汁がだばだばと出てきて幸せ。
1個で小腹がふくれるボリューム感(少食)。阿柑姨芋圓の隣にあります。
あっさりめの豚餡とふかふかでしっとりした皮が美味しいです。好き。
ぶらりと街歩きをして、ちょっと離れたところから街を眺めたり、
小籠包を食べてお腹を満たしたりして楽しかったです。
20時すぎるとぽつぽつと閉店するお店が出始めます。
九份の夜は意外に早いです。
どこからともなく、聞き覚えのあるメロディーが流れてきます。
エリーゼのために。結構テンポが早いです。
そこそこのスピードで迫り来る黄色い車。基山街の細い道なんですが。
え!?ここ車通れるの!?
???としていると、お店の人たちがゴミ袋や段ボールを店先に持って来て、
黄色い車の後部にゴミや段ボールを突っ込んでいきます。
一応後ろに人は付いてますが、基本ゴミ袋は自分で突っ込んでいくスタイルのようです。
ごみ回収はこうやって行われているんですね。
九份での生活の一部が垣間見れて面白かったです。
海悅樓觀景茶坊は撮影スポットとしては有名なんですが、
始めに寄った時は待ち時間が長かったので諦めました。
予約客が優先ですごく並んでいました。
20時すぎた帰りに寄ったらすぐに入れて、
しかも入口すぐのテラス席が空いたのでそこに案内してくれることに。
ぼーっと素敵な時間を過ごせました。
そして9時過ぎの豎崎路の様子。6時半の時は人人人だったのが、だいぶ空いています。
落ち着いて写真を撮るならこの時間もおすすめです。
バスの時間がなくなるので、九份に泊まるのが前提となります。
九份に泊まるのも雰囲気があって楽しいです。
道端の犬を横目に、宿へ帰ります。
階段が急で地面も濡れているので、足元にはくれぐれも気をつけましょう。
本当にもう、すぐに雨降るんですが、それで慌てて転んで怪我したらいかんです。
傘を用意して、滑りにくい靴でゆっくり帰るんがベストです。絶対。
朝食
朝食付きプランにしていたので、チェックインをしたダイニングでいただきます。
九份は夕方〜夜は活気がありますが、朝は10時過ぎからお店が開き始めるため、
朝食が取れそうなお店はあまりありません。
今回は10時過ぎには九份を出たかったので、朝食付きのプランにしました。
身支度を整えて、ダイニングへ。
おはようございますと声をかけると素敵な朝食が用意してもらえます。
ボリューム萌断サンドイッチとナッツトースト、タケノコの煮物、さつまいも、みかん。
炭水化物多めで、全体的に味は薄め。
さよなら九份
帰りは九份派出所前のバス停から出発。
825、827なら瑞芳駅へ、788、965、1062なら瑞芳駅へもそのまま台北市内へも行けます。
826は駅へは行かないので注意が必要です。
でも826に乗ると猫村の猴硐に行けるので、
九份で宿泊した翌日に猴硐で猫と戯れて台北へってのはありだと思います。
次はそのルートもいいな。
ちょうどきたバスが827でしたので瑞芳駅に向かいます。
帰りは瑞芳駅の前にも降車場があるので、駅の目の前で降ろしてもらえます。瑞芳駅から台北方面へ
瑞芳駅の平日の時刻表です。本数は多くありません。
台北に行くには、
- 八斗子行きには乗らない(枝分かれする方へ行ってしまう)
- 八堵行きは八堵で台北方面に乗り換え
- 樹林・鶯歌・苗栗・北湖行きなどは直通
この3つがポイントになります。
今回瑞芳駅で乗ったのが八堵行きで乗り換えが必要でした。
行き先など詳しくは台湾鉄道のHPをご覧ください。
まず瑞芳駅から八堵駅へ。
八堵駅では、瑞芳や宜蘭方面から来る電車は1月台に入ります。
階段を降りて2・3月台へ。
2月台は瑞芳や宜蘭方面へ行く電車(1月台の逆行き)のプラットフォーム、
3Aは基隆発の台北方面電車の発着、
3Bは基隆行きが発着します。
ここに電光掲示板があり、北行きと南行きそれぞれ次々々発まで表示されています。
台北方面(ここでは南下)は次は3A月台発なので、3Aへ行って乗ります。
接続のためか、基隆方面から台北方面行きへの電車はすぐにきます。
無事に3A月台から台北方面への電車に乗れました。
*1:今回の旅行中も洋食の朝ごはんはこれのみ